SSブログ

青山剛昌(名探偵コナンの漫画家)が大嫌いな理由 [漫画]

やや過激なタイトルですが、本当に嫌いなのだという意思表示で、あえてのタイトルです。

何がそんなに気に入らないのかは、多くの人に散々語られているし、もう、とうの昔に嫌気がさし単行本も全て処分し、暇を持て余した時に動画サイトでアニメを観るという程度しか情報がないので、大雑把に語らせていただきます。

まず、何よりも気に入らないのが、作者の性根というか人格的なものです。

よほど能天気かつ物事を深く考えない人間でない限り、誰もが疑問に思う、主人公その他が歳をとらないという点、それを、この作者は『「サザエさん」と同じ』と語ったそうだから呆れたものです。

この人は、自分の「名探偵コナン」という作品を、よりによって、「サザエさん」と同じと、そんな言い訳をかましたのです。
全っ然違うでしょう。
同じ様な日常が延々繰り返され、どれだけ季節が巡ろうが、どれだけエピソードが追加されようが、読み手(視聴者)が何の疑問も不満も抱かない、いわゆる国民的お茶の間和み物語とは違うでしょう、剛昌さん!

日常の出来事として、殺人事件が延々繰り返され、そのほとんどが自分の都合しか考えていないしょうもない理由、殺され方も死体も、普通の神経の人間であればトラウマになり一生忘れられない、それこそ精神を病みそうなものだというのに、そんなものを何十回と見ても、次の瞬間にはケロッとしているヒロイン含めた子供達。
そのくせ、毎回毎回、白々しくイラッとする悲鳴「きっ、きゃあああー!」(だっけ?)を上げるぶりっこっぷり。
「きっ」が超絶うっざいです。
ともかく、こんな漫画を「サザエさん」と同じとか、よくそんな厚かましい事が言えたものです。

名探偵コナンという漫画は、主人公が、黒の組織なるものに劇薬を飲まされ体が小学1年生ていどに若返ってしまったのを、組織の正体を暴きつつ元の体に戻すという目的のために奮闘する、成長してしまえば正体がバレかねないから数年どころか数か月のうちに、そこまでたどり着かなきゃならないという、時間との戦いのスリルあふれる探偵ものでしょう。

それを、よりによって「サザエさん」と同じなどと言い、どう考えても数年は経過していなければおかしすぎるほどの事件数や、どんどん出てくる新キャラを含めた人間関係の進展等、矛盾を作りまくっておきながら、作中では1年と時間が経過してないと言い張るとか、作家としてのプライドというものが感じられなさすぎます。

佐藤刑事と高木刑事の関係にしたって、警視庁の恋物語でしたっけ?
もはや、それがやられるたびに腹が立ちます。
お付き合いからキスひとつするまでが長かった、ほほえましいほどの純愛カップルの二人を、いまや妊娠を疑うほどの肉体関係にまで進展させておきながら、まだ半年~1年?ふざっけんな、ですよ。

通信手段はポケベルか公衆電話だったのを、今や当たり前のようにスマホを使っている、そのため、イヤリング型携帯電話を無かった事にし、回想シーンでも、つじつまを合わせるためにスマホを使わせる。
組織の指令もライン(スマホなんざ持ってないので分かりません)で出されてるとか、しらけるを通り越し、バカバカしすぎて付き合ってられません。
連載開始当初からの読者をバカにしているのは勿論ですが、自分の作った作品をキャラクターから設定から何から何まで、こうまでメチャクチャに崩壊させてまで連載の延命にしがみついている自分が、恥ずかしいというか情けないと思わないのでしょうか?

手帳型だった警察手帳もしれっとバッジ型にし、過去の手帳型警察手帳ならではの推理エピソードも台無し(無かった事)にする。

自分の別作品の怪盗キッドを、ウケがいいからと登場させまくり、重要な展開にまで関わらせる等々、自分の作った作品の世界観、時代設定とかを大切にするという、ごく基本的な作品に対する愛着も責任感も全く感じられません。

せめて、時代設定や使用される小物類を、連載をはじめた時のまま維持して最終回まで持っていったのなら、ウザイ以外のなにものでもないほど連載の延命がされても、多少は救いがあったでしょうけれど、ここまでメチャクチャに破壊された作品になっては、もうどうしようもありませんね。
これじゃ、まるっきり、作者自身が作った自分の作品の同人誌ですよ、バカバカしい。

一時期かなり好きだった作品が、作者の連載を引き延ばすための、なりふり構わない、みっともないともいえる態度や考え(おまけに、ファンのせいで連載が終わらせられないと、よりによってファンのせにするとか呆れ果てた事も言っていたし)のせいで、付き合ってられない鬱陶しい、でも見はじめたからには、今更、どんな終わり方をしようが、やっと終わったかと思うだけで感動なんてありえないけど最終回だけは見たい、という駄作になってしまうとは…情けないです。
有体言って、ここまで来ると軽蔑ものです。

あと、蛇足ですが、絵柄の変化も気になりますね。
まあ絵柄なんて、よほど成熟完成した漫画家でない限り変わるのが普通だし、批判なんてする気はありませんが、三角定規が突き刺さった凶器のような、もはや絵の特徴というよりギャグでしかない髪型だけはいただけませんね。
横顔も、まるで何かの獣のような、とても人類の横顔じゃないようになってしまっているし…。

けっこう長々と語ってしまいましたが、また思いついた事があったら語るかもしれません。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:コミック

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。